クリスチャン パートナーズ通信 第19号発行日/1994年3月
パートナーズ インターナショナルの祈り
パートナーズインターナショナルは各国評議会(カウンセル)から成り立っております。米国と私たち日本のクリスチャン パートナーズ〈ジャパン カウンセル〉以外にカナダ、英国、オーストラリアに評議会があり、またニュージーランドにも評議会が生まれつつあります。 |
会議中の草野理事長(中央) |
米国からパートナーズインターナショナルの活動の自己批判があり、まず長所としては
1.現地の人による宣教
2.高い評価と信頼
3.協力関係の確立といったことがあげられ、
短所として
1.知名度の低さ
2.支援者獲得のための人脈、情報、開発資金の不足
3.事業の煩雑性
4.本部周辺地区(サンノゼ)の物価高などがあげられました。
また、事業環境の利点としては
1.欧米以外の国から宣教師に献身する人の増加
2.他の国に住む人達への関心の高まり
3.欧米人宣教師を派遣する経費の高さなど、
また不利な点として
1.教会出席者の高齢化と現在の経済不況
2.類似団体の増加
3.宗教活動を行う資金に対する海外における規制強化などがあげられました。
会義で特に印象に残ったのは、年齢性別等に関わらず積極的に会議の中で自分の意見を述べ、貢献しようとする参加者の真摯な態度でした。
そのため議論は活発、建設的で、問題点等を把握、分析すると共に実施できるものはすぐにまとめられていきました。
こういった会議の運営方法については、私たち日本人がまだまだ学ばなければならない点であると実感させられました。
また、会議以外の場所での交渉や情報交換の重要性についても改めて認識させられました。韓国のリー牧師からは、ロサンゼルスの地震による在米韓国人の被害が深刻であることへの理解が求められ、インドのビィヤヤム師からも、モスレム教徒に対する伝道資金協力の打診がありました。
もちろんそれは、何か具体的な返事を求めてのことではありませんでしたが、こういった非公式の場での打ち解けた話からお互いの理解が深められ、柔難な対応の仕方が養われていくのではないかと思われました。
日本からの報告として、
1.今年10周年を迎えたこと
2・現在、スポンサー・ア・チャイルド・プログラム(SAC)で45人の児童の学費援助をしていること
3.このプログラムが日本で存続できるには100名の児童を援助するとが必要で、当面の私たちの課題であること
4・この6年間に我々がシンガポ-ルに送金した援助金の合計は5万3千ドルであることなどを報告しました。
また、現在、理事会で、
1.将来のSACによる援助をシンガワン地域に集中する
2.神学生の援助のための奨学賛金制度を導入する
3.インドネシア語ができるボランティアの協力を得て、児童とスポンサーとの言語の壁を低くするなどの計画をしていることを話しました。
最後に、今回の会議の中で「SACの目的が宣教であるなら、他の直接的宣教方法と比べて、効率性はどうなのでしょうか」と質問をしましたところ、前議長のフオックスさんが、SACはごく長期の宣教的効果を考えているのです」と答えられました。
できるだけ多くの子供たちにクリスチャン教育の機会を与えるということは長い目でみた場合、もっとも良い宣教の方法である、ということをこの会議で再確認されました。
11日、朝の祈祷会で、特に日本のため、また私たちのこれからの実りある活動のために祈ってくれました。
いろいろな国の人が集まり、このように祈りを合わせることができる、それがパートナーズ インターナショナルの会議でした。
皆の力強い祈りを聞きながら本当に感謝でした。(おわり)
会議出席者と共に左から2人目 |
インドネシア語ABC(7)
この号ではインドネシア語の数字(ankaアンカ)について学びます。0 nol/kosong (ノル)/(コンソ)
1 satu(サトゥ)
2 dua(ドゥア)
3 tiga(ティガ)
4 empat(ウンパト)
5 lima(リマ)
6 enam(ウナム)
7 tujuh(トゥジュ)
8 delapan/1apan(デゥラパン)/(ラパン)
9 Sembilan(スンビラン)
10 SePuluh(スプル)
11 sebelas(スブラス)
12 duabelas(ドゥアブラス)
13 tigabelas(ティガブラス)
14 emPatbelas(ウンパットブラス)
15 limabelas(ルマブラス)
16 enambelas(ウナムブラス)
17 tujuhbelas(テゥジュブラス)
18 delapanbelas(デゥラパンブラス)
19 sembilanbelas(スンビァンブラス)
20 duapuluh(ドゥアプル)
21 duapuluh satu(ドゥアプル サトゥ)
上記のように、11~19は10を表すbelasをそれぞれ基本数字の後に付ける。
Sepuluh(10)のseはsatu(1)の省略形、以下の100 1,000 1,000,000は、それぞれseratus(スラトゥス)seribu(スリブ)sejuta(スジュタ)となる。
25 duapuluh lima(ドゥアプル リマ)
30 tigapuluh(ティガプル)
46 empatpuluh enam(ウンパットプル ウナム)
70 tujuhpuluh(トゥジュプル)
90 sembilanpuluh(スンビランプル)
100 seratus(スラトゥス)
205 duaratsu lima(ドゥアラトゥス)
533 1imaratus tigapuluh tiga(ルマラトゥス チィガプル ティガ)
1,000 seribu (スリブ)
8,000 delapan ribu (デゥラパン リブ)
10,000 sepuluh ribu (スプル リブ)
15,000 limabelas ribu (リマブラス リブ)
100,000 seratus ribu (スラトゥス リブ)
1,000,000 sejuta (スジュタ)
10,000,000 sepuluh juta (スプル ジュタ)
1,000,000,000 satu milyar (サトゥ ミルヤール)
数字を使った文例を以下いくつか挙げます。
Jam berapa sekarang?(ジャム ブラパ スカラン) いま何時ですか。
Sekarang jam Sembilan pagi.(スカラン ジャム スンビラン) いま朝(午前)9時です。Berapa umur anda?(ブラパ ウムール アンダ) あなたは何歳ですか。
Umur saya duapuluh tiga tahun.(ウムールサヤ ドゥアプアル ティガ タウン)私の23才です。Berapa harga buku ini?(ブラパ ハルガ ブク イニ)この本はいくらですか。
Harga buku ini tiga ribu lima ratus rupiah.この本の値段は3,500ルピアです。
(アルガ ブク イニ ティガ リブ リマ ラトゥス ルピア)
jamは時計、berapa?英語のhow many?、Sekarangいま現在の意味。
Pagiは朝、umurは年齢、hargaは価格の意味。
(理事 松本繁雄)
パートナーズインターナショナル50年の歩み
通信18号からの続き
ポール、CNECへ
中国は、1949年には共産主義政権によって統治されるようになり多数の亡命者を出しました。
その中にいた一人のCNECメンバーによって香港に神学校が建てられました。1950年代には東南アジアの各地にもCNECの活動が広がり、シンガポール神学大学も1952年に設立されました。初代校長は前述のカルビン・チャオ師でした。
一方ポールは香港でCNECの学費援助を受け、シアトル・パシフィック大学で学び、ゴールデンゲート神学校で音楽の学位を取りました。
父のチャン師が10年の重労働の刑を受け、3年後に獄中で亡くなったことを知ったのは文化大革命の後でした。
1975年、CNECにシンガポールで働くようにと勧められ、以来、地区コーディネーターとしてタイ北部、西がカリマンタンなどこの地域の宣教活動に従事しています。彼は数回日本を訪問し、私たちとも親しい間柄です。
フィンリーの召命
さて、フィンリー師夫妻(Finley)がCNECの働きに導かれたのは、CNECの設立後10年たった頃でした。当時、夫妻はがカルフォルニアのバークレーで留学生たちに宣教活動をしていましたが、その経験から、人種間に福音伝道における能力の違いはないことを深く確信するようになりました。
1955年の夏、フインリー夫妻は、偶然、アフリカからの留学生、オーガスタス・マーウェイ(Augustus Marwpej)と出会います。
彼との長い交わりを通して夫妻は、外国のクリスチャンの中には母国の人に伝道したくても必要な資金が得られない人たちが多くいることに気づくのです。フインリー夫妻の活躍は程なくCNECの役員会の知るところとなり、その一員に召聘されました。
「本当の愛の援助であるなら、人は勇気づけられ、良い結果が生まれるのです。援助を受けても依頼心は起こらず、主体性を失うこともありません」。
このフインリ一夫妻の言葉に励まされ、China Native Evangelistic Crusade(CNEC)は中国以外の開発途上国も援助の手を広げる方針を決めたのです。この方針の決定と共に名称もchristian Nationals Evangelism Commission(CNEC)と変えました。
(次号に続く)
インドネシアのための祈り …モスレム過激派、教会を攻撃…
昨年インドネシアで40の教会が壊され、3人の牧師が殺された、とクリス・マランティカ博士は報告しています。これらはモスレムの過激派による犯行とみなされており、博士は「今、祈りが必要なときです」と続けております。
どうか博士の学校とスタッフ、及び2、200人の学生のためにお祈り下さい。
シンガポールオフィス SAC部門の皆さんの紹介
イレーネ イーク(Irene Yeak)、部門長ギナ ゴー(Gin aGoh)、援助者補佐 ミッシェル ゴー(Michelle Goh)、アリス リー(Allce Lee)、クラーク |
<編集後記>第19号は草野理事長のサンノゼ本部国際会議出席報告の要旨が中心となりました。国際組織のメンバーの一員としての自覚を持ち、貢献していきたいと思います。私たちの活動への御意見などお寄せ下さい。
(木ノ内一雄)