理事長 草野計雄 コンピューターのセンターに、私たちの活動を載せておきますと、全世界のコンピューターから自由に読んで頂けるという、夢のような話が実現していることは誠に感銘にたえません。私たちはこれをホームページという名称で一括しております。 ホームページは申し込みを受けやすいように、一定の様式に、名前・住所や選択したい奉仕項目などに印を付けて「送信」を押してくだされば、私からも直ちにその方に返信できるように作ってあります。しかし開設して、かれこれ2年近くになるのに、たったの10回程度しか反応を頂けないということは、ちょっと淋しい感じです。 もっと工夫・研究が必要なのでしょう。 問い合せの大半は学生さんではないかと思います。アルバイト収入や小遣いの中から、少しでも教育を援助するため海外に送金したいが僅かでもいいのでしょうか、 どのくらいの額になればお願いできるでしょうかという可愛らしい思いの籠もった質問も何回かあり、その新鮮な国際感覚に感動を覚えています。 クリスチャンパートナーズは海外の恵まれない子供の生活環境改善を支援するという目的だけでなく、私たちの周囲の若い人々の国際友好の夢を育てて、愛の絆を強化する使命もあることに、今更のように気付かせられました。
パソコンのお陰で、そのうち子供たちからも問い合せが来るのではないかと思います。 そんなことを夢見つつ、答えが来るかどうか分からない相手のために、短くても気持ちを込めた言葉を選びながら、つい深更こなることの多い今日この頁です。 <クリスチャンパートトズ 2000年度決算> 2000年7月1日~2001年6月30日
注1)里子数は2000年7月62名、2001年6月73名。誕生日・クリスマス祝金を含む。 ホームページによって篤志家から長期援助金を受領(里子6名×3カ年分)。 注2) ≪サンタの会≫からの100,000円(2000年7月~12月)を含む。 注3)誕生日祝金44,000円、クリスマス祝金42,000円を含む。 注4)インド、ミゾラム州の養護施設の英語教育促進(2000年7月~12月)のため。 注5)後藤公子師(神学校教師)インドネシア宣教活動、オーストラリア パートナ-ズインターナショルの支援する障害児教育(於アフリカ、コンゴ)等への協力。 注6)ホームページ関連58,600円を含む。 注7)西カリマンタン訪問時の現地職員の案内費用を含む。 ※理事の現地訪問、その他海外での行事参加費用は個人負担。 注8)15周年記念行事「会員の集い」(2000年2月24日、於一橋学士会館)。
<クリスチャンパートナーズ 2001年度予算> 2001年7月1日~2002年6月30日
注1)里子数75人×4,000円×12カ月+100,000円(誕生日・クリスマス祝い金)を含む。 注2)昨年度実積とほぼ同額。 注3)里子数75人×3,000円×12カ月+100,000円。 注4)里子が多数住むロバン村の生活改善のため。 注5)3カ月毎に50,000円。 注6)インドネシア宣教活動、海外パートナーズインターナシヨナルの活動等支援。 注7)SAC児童の高等教育・職業訓練を可能にする奨学金制度。現地からの具体的な 要請を待って実行。現在シンガポールに15万円預託。 注8)「通信」発行、ホームページ更新・充実。 注9)前期実積勘案。 注10)クリスチャンパートナーズ活動説明会企画。
新年度発足にあたり、皆様には理事の推薦にご協力くださいまして、誠にありがとうございました。 42通の返信葉書一枚一枚を拝見しながら、皆様のお心のこもったご支持を感じ取ることができました。 新理事は岩崎俊夫、草野計堆、竹澤三佳子(前期監事)、鳥海百合子、宮澤玲子、森本貞子の六名に加えて、現在一名交渉中です。 理事長には草野計雄を選出しました。 なお監事には木ノ内和英氏が就任されました。クリスチャンパートナーズ発足当時から夫君の木ノ内一雄氏と共に、この小さな活動を育ててくださった方で、現在は牧師夫人・日本語教師としてのお忙しい生活の中、快くお引き受けくださいました。 これからの二年間、クリスチャンパートナーズのため助け合って奉仕させていただきます。 Selamat siang(今日は!) ≪ぼくはゲリヌスです、どうぞよろしく。≫
Terima Kasih(ありがとう) 私の里子ゲリヌスをご紹介します。 得意な課目は数学で、サッカーをするのが好きな15歳の少年です。 スリボ村に住むダヤク、家族はクリスチャンで、スリボ教会に通い、両親は農業を営んでいます。姉と妹が一人ずついます。 会ったことはないのですから、この子の性格を知ることはできませんが、写真から、素朴に前向きに生きている印象を受けます。私の毎月の援助によって、いろいろな可能性に挑戦し、自分を伸ばすことに努力を惜しまない大人になることを期待します。 高等教育を受ける若者が増え、その知識と経験が社会に活かされることが、現地社会を改善する一番の近道だと思います。 そういった点では日本の教育のあり方の方が複雑で、未来が見えなくなっています。今後もこの少年と、その環境を支援する里親でいたいと思います。 竹澤三佳子 【理事会報告】第114回理事会は2001年6月1日一橋学士会館で開催。前回議事録承認。2001年3・4月度会計報告承認。2001年度予算実の協議、次回決定。理事改選の手続きは前回同様、6月9日投票用葉書等発送、同月末集計。結果を見て理事長が個々に依頼する。一般会員の現地視察の可能性は当面少ないので、費用援助の件は後日考える。SAC児童の高等教育への奨学金について現地に有効利用を促す。通信第49号の内容は年度末決算・予算など、次回理事会で協議、発行7月28日の予定。 第115回理事会は2001年7月19日一橋学士会館で開催。前回議事鉾承認。新理事竹渾三佳子氏、新監事木ノ内和美氏挨拶。2001年5・6月度会計報告・2000年度決算・2001年度予算承認。新たに理事一名に就任を依頼する。通信第49号の内容協議。各国パートナーズインターナショナルの活動報告。 次回理事会2001年9月14日(金)於一橋学士会館。 <編集後記>梅南末期からの猛者が続いておりますが、いかがお過ごしですか。インドネシアの不安定な政情が僻地西カリマンタンにどんな影響を与えているのか分かりませんが、経済的混乱はすぐ子どもたちの生活にしわ寄せが来るので案じています。シンガポール経由の現地情報もしばらく途絶えていて心配です。 皆様の健康が守られて、実のりある夏休みでありますよう祈っています。(鳥海百合子) |