クリスチャン パートナーズ通信 第52号発行日/2002年4月16日 ロバン村便り2002年2月7日 D.ジュナイディ M.牧師
イエス・キリストのみ名に依って、皆様にご挨拶いたします。私はロバン村のSAC援助金をいただいている子供たちの信仰的な成長を導く責任を負っているものです。困難な生活を送っている子供たちを、皆様が常に変わらず、経済的援助と祈りをもって支えていて くださることを感謝します。
SAC児童はよく勉強し、毎年度順調に進級しております。 教会では週3回プログラムがもたれ、子供たちは熱心に出席します。日曜日には朝の礼拝と午後の集会、水曜日の夜にも集会があります。経済状態は大変悪く、親たちは苦労しています。生活必需品の価格が上がり、一方収入の方は下がっているのです。親たちの職業は労働者、漁師などですが、職場が大変遠い所にあって、年に1度しか家族のもとに帰つてこられない者もいます。これは悲しいことです。 親たちは信者ではありませんが、子供が教会の活動に参加することほ奨励しています。SAC援助を通して、親たちと好ましい関係を作り福音を伝えるよい機会が、私たちに与えられていますが、彼らには自分たちの宗教があり伝統的な信仰をもっているので、伝道は容易なことで蛙ありません。けれども神の言葉は無に帰すことはないのですから、私たちはたゆまず宣教していきます。 主をほめ讃えよ!
RBO14Bのジョン・ジョン、RBO21のファン・ブイ・シアン、RBOO8のチン・ブイ・シアンの両親と何人かの婦人たちが、定期的に教会に出席しています。 ロバン村の中国系の子供たちには複雑な問題があります。親たちは教育を受けておらず、自分たちの生活習慣に 固執しています。 中国語を使っているので、言葉の違う人々、特にインドネシア語を話す人たちとの交流が出来ません。それで教会では、聖書の勉強だけでなく一般的な教育の機会も用意して彼らの教養を高めようと努力しています。 子供たちは学校に行く前と放課後に、弟妹の世話、洗濯、料理などの家事をして、よく親を助けます。
お祈りの中に覚えていただきたい項目: (1)青少年のためのピンポン台 (2)教会で使うギター (3)子供たちに教えるための教科書 (4)借地問題 (教会堂の建っている土地は2003年4月で借地契約が切れる) 私は、主イエスがロバン村の人々を愛しておられると確信しています。皆様がいつも私たちのことを心にとめ、支援してくださっていることに、繰り返し感謝申し上げます。
西カリマンタンの洪水2002年2月25日 ポンティアナック事務所 ジョシュア アケン
新聞やテレビで見聞されたことと思いますが、インドネシア各地で洪水が起きています。
ナバン町の人々は買物に出ることが出来ず、家の中にある食べられるものなんでもを食べて我慢しました。
安海牧師に聴く西カリマンタンの教育事情
理事会では、特別顧問の安海牧師をお招きして、最近訪問された西カリマンタンの様子を伺いました。現在アンテオケ宣教会の聡主事として働かれている同牧師は、インドネシアで宣教師として長年奉仕され、今は日本に滞在するインドネシア人クけスチヤンの牧会・指導に活躍しておいでです。 東部ジャワのバツー市に本部のあるインドネシア宣教協力会は、インドネシアのクリスチヤンからの献金で活動している現地の団体で、アンテオケ宣教会はここと協力して支援活動をしています。
インドネシア宣教協力会は、西カリマンタンの奥地に学校を建て、公教育が行き届かない僻地での教育を行なっていますが、政情不安と不況の中で献金が集まらず、苦況に陥っています。 私たちの里子が住む地域から遥か東の内陸にあるシンタン町は、以前安海牧師一家が滞在された所ですが、そこに15年程前に建てられたインマヌエル中学高校があり、現在中学(3学年)には生徒115名と教師7名が、高校には生徒211名と教師13名がいます。 そこから船で2時間川を遡ったスダウン村にインマヌエル小学校の本校があり、シンクワン分校とバウン分校があります。こういう奥地では人々は非常に貧しく、教育の必要性も認識していません。 折角学校に入っても20円ほどの月謝が払えずやめていく子供も多数あります。制服や教科書代を加えても約700円あれば、子供1人の1カ月分の教育費になります。小学校の教師の月給は3000円から3500円で、宣教協力会の負担ですが、これが滞っています。 中学高校へ行くには親元を離れて町に下宿しなければならず、当然費用は嵩みます。女子寮はありますが男子寮が無いのが悩みです。 中学高校では教師の給料は生徒の月謝から支出することになっていますが、約500円の月謝が払えず退学する生徒が増え、困難を増幅します。(この1月には20名が退学しました) ボンティアナツク市に近いアンジュンガン神学校は安海牧師が設立に携わり、昨年お話を伺った大田牧師が居られた所ですが、ここには教師14名・学生162名がいます。 月謝は本代と寮費を含み4000円弱です。 教師の月給は4300円くらいのはずですが、実際は入ったものを皆で等分するのだそうです。神学校の敷地内に中高生用の男子寮があり、現在26名に宣教協力会を通してのスポンサーが月額1300円を支援しています。(6名分が不足) このような現状を伺って、クリスチャンパートナーズでどのような支援ができるかを、今後考えることにしました。
Selamat siang! (こんにちは) ≪わたしはヴイヴイです、どうぞよろしく。≫
毎日笑顔で学校に通うヴィヴィちゃんを思い浮かべながら、日々平安な環境で良い指導者と助け手が与えられ、充分な教育が受けられるようにと望んでいます。そして、平和を作りだす人々の一人として共に成長していくことを願って止みません。 この活動の支援の輪が一層ひろがっていきますようにお祈りしています。 伊藤景子
【理事会報告】第119回理事会は2002年3月15日(金)一橋学士会館で開催。特別顧問安海靖郎師から西カリマンタンの経済・教育の近況をうかがう。 前回議事録承認。2002年1・2月度会計報告承認。「通信第52号」の内容を協議、原案を理事に郵送して承諾を得て、4月中旬に発行。「通信第53号」の内容は理事長と木ノ内監事によるトルコでの国際評議委員会の報告。韓国の燈台宣教会の柳寶恩牧師が、米国からの帰途来訪。理事長は来年秋に訪韓の予定。静岡で日本語学校を経営される石原氏を通して、里子の手紙の翻訳をインドネシア留学 生などに依頼する。ホームページに海外のパートナーズから書込みが出来るように改善。第120回理事会は2002年5月16日(木)一橋学士会館で開催予定。 <編集後記>草野理事長と木ノ内和英監事は、トルコで開催の国際評議員会議出席のため4月24日に出発されます。旅路の平安をお祈りください。次号にはそのご報告を載せます。
火山j噴火を予測して早めに避難勧告をしたコンゴの火山学者は、日本で研究をなさった方だそうで、その結果人的被害が少なくて済んだと現地で喜ばれたとか。なにかとご縁があるような感じがします。 今までEphphatha School for Deaf Mutesを「エフフアタ聾唖学校」と書いてきましたが、日本語では最近「ろう学校」と表記されていることが分かりましたので、不注意をお詫びして、訂正いたします。 早くも新緑の季節になりました、お元気にお過ごしください。 鳥海百合子
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