クリスチャン パートナーズ
通信68号
発行日/2006年5月10日
子供たちのための祈り 木ノ内一雄
新聞やテレビで少年犯罪が多く目に付きます。また、その低年齢化と凶悪化が問題となっています。
それらの事件の背景に、社会や家庭の環境がその原因としてあげられます。わたしたちは親として自分の子供の養育に責任を持ちますが、子供が主イエスを信じるようになるなら、その責任を天の父が担ってくださいます。
「肉の父はしばらくの間、自分の思うままに鍛えてくれましたが、霊の父は私たちの益となるように、御自分の神聖にあずからせる目的で私たちを鍛えられるのです。(ヘブライ人への手紙第12章10節)」
インマヌエル中学校の生徒たち |
クリスチャン パートナーズは創立以来、精神里親として発展途上国の子供たちに学費援助をしてきました。その目的は一人でも多くの子供たちに勉学の機会を与えると同時に、子供たちのために祈ることでした。
子供たちが主イエスを受け入れるなら、天の父は愛と厳しさでその子を正しく育てられ、ご自分の民にふさわしくされるからです。
親が祈らなければ誰が祈るでしょうか。精神里親には子供のための祈りが求められているのです。
試練に勝ったマレーシア オラン・ラウットのクリスチャンたち
Orang Laut 海の人
シンガポール事務所のポール・チャン師から、昨年12月末にとどいた報告によると、マレーシアに住む「海の人」と呼ばれる水上生活をする人たちがキリストに導かれ、自分たちの手で教会を建てたのですが、非常な迫害に遭いました。テントの下で歌う少年たち |
牧師は自分を警察に連行していいから破壊行為は止めてほしいと懇願しましたが、止められませんでした。
ついに教会は土台を残すだけになってしまいました。
大喜びの子供たち |
土台だけ残った教会堂の上での記念撮影 前列右から4人目がポール・チャン師 |
礼拝の後、会員の家に行き、テントの下で祝会が行われました。秘密警察の人もいました。歌や踊りや劇など、オラン・ラウットの大人も子供も一緒に心温まるプログラムを楽しみ、キリストの誕生を祝いました。
パートナーズ・インターナショナルからは、シンガポール事務所のポール・チャン師や、PIマレーシアの幹事などが出席し、喜びを分かち合いました。
インマヌエル中学校の奨学生17名からの証
《第64号、第66号、第67号に続き、最後の3名の証をご紹介します。1人年額6千円を支援しています。》
私はフェブルネラ フィトリアンティ、2年B組です。 1989年2月28日にパウデサで生まれました。プロテスタントです。 将来の夢は役に立つ人になりたいと思っています。 趣味はバドミントンです。 スポンサー様からご援助をいただき、大変幸せに思っています。 |
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私はテルナティナワティ、3年B組です。 1989年6月14日にサイブアヤで生まれました。 カトリックです。私も教師になりたいです。 バスケットボールとバドミントンが好きです。 スポンサー様からご援助をいただき、神様に感謝申し上げます。 お蔭様で私の今の生活はとても幸せで、苦労も感じていません。 ありがとうございます。 |
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ぼくは ジェレミア アディライ、3年A組です。 1990年1月29日にケディマンで生まれました。 プロテスタントです。できれば軍人になりたいです。 セパタクロ(球技)で遊ぶことが好きです。 こちらの中学校に通うことができて、私は親や家族に期待されていると感じています。 みんなの期待を裏切らないように、人のために役に立つようになりたいです。 私のためにご支援くださって感謝しています。 |
インマヌエル中学校の校長先生ご一家
マデロジ先生は1969年のお生まれで、大学卒、現在インマヌエルとシンタンの両中学校の校長をしております。プロテスタントで、出来る限り多くの人を神のもとに導きたいと望んでおられます。マデロジ先生ご一家 |
夫人もプロテスタントで、シンタン中学校で働いておいでになります。
デヴィアナのこと 宮澤玲子
1998年1月、鳥海理事と私が初めて西カリマンタンを訪ねた時、セボトウ村でSACの里子になったばかりというダヤックの小さな女の子に紹介されました。握手されても抱きしめられても、彼女には何のことか分からなかったのでしょう。びっくりしたようなおずおずとした表情を浮かべていたかわいい1年生、それがデヴィアナでした。
Deviana |
あれから8年たち、見違えるように成長した彼女から、無事に中学3年生に進級できたと喜びの便りがあったばかりです。
家族のことで小さな胸を痛めた時期もありましたが、今の彼女の願いは高校進学と、父親が教会に行く勇気を与えられるようにという祈りです。彼女の夢が実現するように、私も朝夕祈りをあわせています。
私たちがシンガポール事務所で働いています
左からコニー、 グレイス(主任)、アリス、イヴリン(新職員) |
SACの子供たちの手紙やクリスマスカード、写真や履歴を世界各地の支援者たちに送り、支援者から送られてくる便りを訳したり、里子の手元に届くようにそれぞれの事務所に送り届けたり、里子の状況変化を連絡したり、新しい里子を紹介したりと、私たちの仕事はいろいろあって大変です。
どうぞよろしく。
【理事会報告】第139回理事会は2006年1月13日(金)一ツ橋学士会館で開催。新監事紹介、前回議事録承認。2005年10・11・12月度会計報告承認。「通信」第67号は昨年11月26日に発行。第68号の内容としてはインマヌエル中学校生徒の証と校長の紹介が残っているだけなので、記事の材料が集まるまで待つ。里親のいる里子は60名、いない里子は2名。<サンタの会>が今年度で支援を終了とのことなので、今後のことを考える。
次回国際評議会は秋に地中海のマルタ島で開催予定。ホームページ更新の必要など協議。
第140回理事会は2006年4月21日(金)一ツ橋学士会館で開催。前回議事録承認。2006年1・2・3月度会計報告承認。「通信」第68号の原案を了承、5月初めに発行予定。
現在支援中のSAC里子は62名。オーストリア在住の会員より多額の支援金をいただく。シンガポールで開催されるアンテオケ宣教会の会合に草野理事出席。6月で終了する2005年度会計の決算予測と予算の見通しについて協議。
ヘルモン養護施設の英語教育支援は次年度も継続する。ホームページの改訂を急ぐ必要がある。第141回理事会は2006年7月21日(金)一ツ橋学士会館で開催予定。
<編集後記> お知らせしたいニュースが集まらず、前
号から半年過ぎてしまいました。寒さ厳しかった冬も過ぎ、すでに新緑の季節となりました。お障りなくお過ごしでしょうか。新しく参加してくださる方々があって、62名全員に里親が与えられましたが、西カリマンタンの経済は悪化しているようで、SACの里子の多くが学校をやめて働きに出ています。
木ノ内顧問のお勧めのように、ご一緒に子供たちのために祈りましょう 鳥海百合子
次回国際評議会は秋に地中海のマルタ島で開催予定。ホームページ更新の必要など協議。
第140回理事会は2006年4月21日(金)一ツ橋学士会館で開催。前回議事録承認。2006年1・2・3月度会計報告承認。「通信」第68号の原案を了承、5月初めに発行予定。
現在支援中のSAC里子は62名。オーストリア在住の会員より多額の支援金をいただく。シンガポールで開催されるアンテオケ宣教会の会合に草野理事出席。6月で終了する2005年度会計の決算予測と予算の見通しについて協議。
ヘルモン養護施設の英語教育支援は次年度も継続する。ホームページの改訂を急ぐ必要がある。第141回理事会は2006年7月21日(金)一ツ橋学士会館で開催予定。
<編集後記> お知らせしたいニュースが集まらず、前
号から半年過ぎてしまいました。寒さ厳しかった冬も過ぎ、すでに新緑の季節となりました。お障りなくお過ごしでしょうか。新しく参加してくださる方々があって、62名全員に里親が与えられましたが、西カリマンタンの経済は悪化しているようで、SACの里子の多くが学校をやめて働きに出ています。
木ノ内顧問のお勧めのように、ご一緒に子供たちのために祈りましょう 鳥海百合子